レンタカーを借りていざ出発。横須賀周辺は大きな道路は片側2車線なのだけれど、歩道側はやたらと車が停まっていて、うっかり左側に行くとすぐにまた右側車線に戻らねばということが多い。あと、思ったより安全運転の人が多いような。まぁなんとかそれなりに走って目的地へ。

もともと、行きたいなぁ、でも時間どうかな、という感じで予定には入れていなかったのだけれど、いざ車を借りるとやっぱり行きたくなって立ち寄った。工事中の場所もあったからか、あまり公園という雰囲気ではなくて、海岸沿いに遊歩道があるという感じ。
有名な観音崎灯台までは駐車場から歩いて15分くらい。海沿いで写真を楽しんでから、ちょっとした山道をのぼって灯台へ。
観音崎灯台
日本最古の洋式灯台。白色八角形のコンクリート造り。高さ15m、海抜56m。初点灯は1869年(明治2年)1月1日。初代は煉瓦造りで、レオンス・ヴェルニー等フランス人の技師が設計。現在の灯台は3代目になる。日本の灯台50選に選ばれている。

観音崎公園へ行く途中に見かけた美術館。建物がとてもカッコ良かったので、立ち寄ってみる。展覧会はあまり興味がなかったけれど、ランチが美味しそうだったので食べようと思ったものの、並んでいたので断念。おしゃれな雰囲気で人気なようです。
建物は設計が山本理顕設計工場、2007年4月の開館。現代的なガラスの外観で、土地を広々と使っている印象でした。
車で観音崎から約20分ほど。ちょっと道が分かりにくくて迷いながら、こんな細い道で大丈夫?と不安になりながら、なんとか辿りつく。
住宅地の中にそっとある、小さな美術館…かと思いきや、裏手には竹林があったり、離れがあったりと、別荘のよう。このためにこの旅を思い立ったと言っても過言ではない、わたしの美術館巡りの原点、河口龍夫さんの作品とようやくご対面。詳しくは
コチラから。
ついでに、軽食があると聞いていたのでランチをお願いすると、ピクルスつきのおしゃれなサンドイッチが出てくる。美味しい。紅茶も美味しい。時間があればもっとゆっくりしたい素敵なラウンジでいただく。遅くなったランチの後は離れの作品を見て、裏手の竹林をちょこっと散策して、次の目的地へ向かう。
美術館の方はとても親切で、展示作品のお話をしてくださったり、道案内をしてくださったり、もっとゆっくりしてお話も聞いてみたかったなぁ。

道を案内してもらったので、スムーズに到着。時間が遅めだったので、ゆっくりは見られないかな、と思ったけれど、展示はさほど大きくなかったのでちょうとよかった。そもそも、ここへ来たのは企画展が見たかったからではなくて、美術館の建物が素敵そうだったことと、西に海を臨む立地で景色が良さそうだったことから。ただ、企画展も思ったより良かったので本当に来て良かったと思う。詳しくは
コチラから。
ただ、この日はとても風が強くて、車を止めると車が風で震えるくらい。ちょっと怖くて、思う存分写真が撮れなかった。それだけが心残り。
企画展はゴーギャンをやっていて、実はそこまで興味がなかったのだが、ルオーを所蔵していると聞いて訪れる。ゴーギャンも見ればわりと楽しかった。詳しくは
コチラへ。
これがルオーの本命。企画展、ジョルジョ・ルオー展。詳しくは
コチラへ。もともとのなんとなく好き、から、やっぱり好き、へ。ちょっと仲良くなれたと思う。

東京へ行くなら神保町へ行こうと思っていたので、午後からは神保町散策。昔ふらりと立ち寄ったことはあるけれど、もう随分昔になるので、新鮮な気持ち。
まずは駅を下りて遅めのランチ。色んなお店でカレーが食べられると聞いていたので、カレー探し。お店によっては並んでいたりするところもある。お邪魔したのは細い路地を入ったところにあるラドリオという喫茶店。カフェというよりは喫茶店。ここで残念なのが、コーヒーが苦手なこと。こういうところでコーヒー片手に本を読むとか憧れる。コーヒーは無理だったけれど、カレーは辛すぎず、お店の人も優しくて、素敵な時間を過ごせた。
ランチの後は今回目星をつけていた豆本屋さんへ。小さなお店だけれど、珍しい豆本を御取り扱い。中身も勿論なのだけれど、とりあえず豆本が欲しくて、装丁と値段で1冊だけ購入。嬉しい。
その後も素敵なアートブックや写真集と巡りあえないかとうろうろしたものの、やはりお財布事情もあって購入にはいたらず。あと、結構お店がどこもこじんまりしているので、リュックを持った旅人にはちょっと動きづらい。
足も疲れてきたので、お散歩も終了、東京駅でお土産を買って帰路についた。