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ル
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ル
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展
内なる光を求めて
・企画展会期:2015年10月24日(土)〜2015年12月20日(日)
・会場:出光美術館
展示物紹介
ジョルジョ・ルオー(1871-1958)
1.初期の水彩画と油彩画
・キリストと弟子たち
・辱めを受けるキリスト
2.中期の水彩画と油彩画
・磔刑
・曲馬団の女王<サバの女王>
・『ユビュおやじの再生』
3.銅版画集『ミセレーレ』とその周辺
・自分を王だと信じているが
・自分の顔をつくらぬ者があろうか?
・“彼は虐げられ苦しめられ、しかも口を開かざりき”
・そして柔らかな麻布を持ったヴェロニカは、今なお道を行く…
・法は過酷、されど法
・『回顧録』
4.連作油彩画<受難>
・受難
・“聖心と三つの十字架”
・“時は来た…”
・“その御足にエジプトのあらゆす香料を注ぐこの娼婦…”
・“十字架の道”
5.後期の油彩画
・キリスト
・夜景 または 秋の風景
・たそがれ または 鐘楼
・ピエロ
・レナ
・X夫人
・聖書の風景
感想
前からとても気になっていたジョルジョ・ルオーの展覧会。ルオー一色で、会場の雰囲気も良くて、とても満足。
ルオーの絵はとても不思議だ。どこか抽象的で、深くて分厚くて、聖書を読んでいるように絵を見る。一件乱雑にも見えてしまうような厚く塗られたがたがたの色が、思いを深く封じ込めているようなのだ。
私はキリスト教徒ではないが、聖書もそういう絵も結構好きで、その中でもやっぱりルオーの絵はとても好きだ。教えそのものというよりは、ルオーの絵から伝わってくる心の深み、絵の美しさを信じられるのだ。
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