河口龍夫 闇の時間
・企画展会期:2015年10月2日(金)〜2015年12月20日(日)
・会場:カスヤの森現代美術館
わたしが美術館に通い始めるきっかけになった、河口龍夫さんの個展。遠いし小さな美術館のようなので迷いもしたものの、原点回帰の意味も含めて、ちょっとした旅にいいかな、と行くことに決めた。
作品そのものの形や色は勿論なのだけれど、それ以上にそこにある雰囲気、存在、単なる物体ではない作品ならではの空気が好きだ。河口さんの、闇の捉え方が好きだ。やっぱり、好きだ。そう思った。
私設の美術館にはあまり行ったことがなくて、どんな感じなのかと思っていたけれど、とても居心地のいい場所だった。裏手には竹林があり、たくさんの石仏と宮脇愛子さんの「うつろひ」という作品があった。小さな敷地なのかと思いきや、思ったより広くて、竹林の中を歩いていると森の中にいるみたいだった。ラウンジではランチもできて、おしゃれなサンドイッチとピクルスに飲み物のセットをいただいた。サンドイッチ、とても美味しかった。