
芸術村前のバス停から歩いて5分足らずのところにある「LOPCHU」という紅茶屋さんへ。オシャレな外観からして心が躍る。ランチも見た目もオシャレで、かつ美味しい。紅茶屋さんなので、紅茶もセットでついてくる上に、おかわりをくれる。美味しい。一番美味しかったのは、紅茶の葉が入ったバターライス風のご飯。

今回の旅のきっかけとなった芸術村。ルオーが好きなのと、芸術村という響きがいい。敷地はさほど大きくなく、2時間弱でゆっくり周ることができた。ほとんど人がいないので、ゆったりのんびりできる。
門を抜けるとマロニエの大きな木がある。西洋のトチの木らしく、ちょうど満開を少し過ぎた頃。その奥に「ラ・リューシュ」という建物がある。芸術家の育成の場所。パリ万博のワイン館として建てられ、後にシャガールらを輩出したアトリエ兼住居と同じ設計。内部は基本公開していないが、ミュージアムショップとして一部入ることができる。
こちらも公開していない白樺図書館の前を通り、清春白樺美術館へ。谷口吉夫氏の設計で、白樺派の作品や関係資料、ルオーの作品が展示されている。詳しくは
コチラから。
続いて梅原龍三郎アトリエをのぞき、ルオー礼拝堂へ。谷口吉夫設計のこじんまりとした礼拝堂。入口上部のステンドグラス「ブーケ」はルオーの作。祭壇背後の壁にはルオーの彩色したという十字架がかかり、壁にルオーの絵が飾られている。静謐というのはこういうことか、という雰囲気。
次に安藤忠雄設計の光の美術館へ。吹き抜けのある2階建で、安藤さんらしいコンクリート。やはり音がすごく反響して、自分の足音だけれど申し訳ない気持ちになる。人工照明のない展示室にはアントニ・クラーベの作品が展示されている。
草原に建つエッフェル塔の階段とセザールのエッフェル像を見てからお待ちかねの茶室へ。ツリーハウスのような茶室「徹」は藤森輝信設計。内部を見ることができないのが非常に残念。
桜の綺麗な場所というので、桜の季節だともっと違う雰囲気があるのかもしれない。また来たいと思うけれど、ちょっと…不便だな。