昔から洋館建築が好きで、来てみたいなと思っていたところ。和館と洋館があって、どちらも素敵な雰囲気だった。
起雲閣
1919年(大正8年)

元は海運王の異名を持つ農商相の内田信也の別邸であった。その後、実業家で鉄道王の異名を持つ根津嘉一郎の別邸、1947年に旅館となり、志賀直哉や太宰治等、文豪に愛された。2000年からは熱海市所有となり、一般公開されている。池泉回遊式庭園を持つ。
1919年完成の和館「麒麟・大鳳」、1932年に完成した洋館「玉姫・玉渓」、1929年完成の「金剛」等から成る。詳しくは
コチラ。
静岡県熱海市昭和町4−2

熱海は坂の多い場所だ。歩いて移動していると、坂道だらけで疲れる。が、その分高台からの眺望もよい。
そんなことを考えながら、来宮神社へ。もともと行くつもりはなかったのだけれど、パンフレットを見ていると素敵な大楠があると書いてあったので参拝。境内はさほど広くなく、本殿の奥すぐに大楠がある。立派だ。岩か木肌か分からないような幹。空に高く広がる枝葉。人が願うのも頷ける。

町中にも梅の綺麗な場所はたくさんあったが、有名なようなので行っておこうと訪れる。来宮駅からは歩いて10分くらいなのだが、これまた上り坂。
梅まつりの季節だからか、なかなかの人出。しかし高低のある園内は梅がたくさん咲いていて、見応え十分だった。

梅園近くのバス停から熱海駅までバスで移動。やはり坂道が多いのでバスにしてよかった。途中貫一とお宮の像も見ることができた。
お昼ご飯を食べてから、MOA美術館へ。地図で見ればそう遠くなさそうなのだが、これまたすごい坂道をバスで約7分ほど。美術館は入り口から延々とエスカレーターでのぼっていってようやく到着。エントランスからの雰囲気も含めてとても立派な建物。上ってきただけあって、眺望が素晴らしい。曇りなのが残念だ。
こちらは尾形光琳の紅白梅図屏風がお目当て。詳しくは
コチラから。

美術館から熱海駅へ戻る。新幹線の待ち時間もあり、お土産を見ながら近くの商店街をふらふら。温泉だからやっぱり温泉饅頭と、お土産だけでなくその場でもかじる。ああ、美味しい。