新幹線で広島へ、そこから在来線で岩国駅へ行き、更にバスを乗り継いで錦帯橋へ。若干交通の便が悪いかと思ったが、バスは頻繁に出ているので思ったより行きやすかった。
錦帯橋

いわずと知れた名所。思ったより立派な橋で、渡るのも見るのも楽しい。
吉香公園

噴水が綺麗なのどかな公園。お散歩に丁度よさそう。
吉川家墓所と紅葉谷公園

お墓と聞けばとりあえずお参りをせねばと墓所に入る。と、猫がいる。人に慣れているのか警戒心が薄く、写真におさまってくれる。お墓を出て近くの紅葉谷公園に写真を撮りに行くと、これまた猫。こちらも大人しく写真に写ってくれた。青紅葉を撮ろうと思ったのに、気付けば猫ばかり撮っていた。
岩国美術館

詳しくは
こちら。
岩国城

本当は行くつもりがなかったけれど、時間があったので岩国城へ。ロープーウェイで3分で山の上に到着。そこから10分弱歩くと天守閣へ着く。天気もいいので散策に丁度いい。
天守閣は博物館となっていて、登りながら歴史を学べる。
一番上からは岩国の街が一望できる。とにかく川が綺麗で、晴れているので空も綺麗で、とても綺麗だった。来て良かった。
岩国城
初代藩主吉川広家が1608年(慶長13年)に山頂に築城した。3層4階の桃山風南蛮造りの山城だが、完成から7年で幕府の一国一城令により破却となり、意向は山下の居館で藩政が行われた。
現在の天守閣は1962年(昭和37年)に再建されたものだが、石垣など、慶長年間から残っているものもある。
吉香神社と錦雲閣

ロープーウェイを下りてから付近をさらに散策。神社でお参りをする。
神勝寺

総門から足を踏み入れると、まずは左手に寺務所である松堂がある。その名前の通り、屋根から松が生えている。藤森昭信設計の、自然素材をふんだんに使った建物。
思った以上に広い庭は、池の周りにいくつかのお堂が配されている。開けた池の周りを通り過ぎると、今度は山の中へ。
観音像がある庭園や、茶室のある小道を通っていくと、本堂と荘厳堂へたどり着く。荘厳堂では白隠のコレクションを展示している。

庭を戻って道路を渡り、洸庭へ。ごろごろと並ぶ石の上に浮かぶような舟形の建物で、設計は名和晃平|SANDWICH。真っ暗な建物の中に入ると、水と波、光を使った名和晃平のインスタレーションが体感できる。禅を感じる、と言われたけれど、まず暗闇が怖く、じっと見ていると頭がぼんやりしてきて果たして禅を感じられたのかは分からない。

最後に五観堂で神勝寺うどんをいただく。こちら、ただうどんを食べるだけではなく、臨済宗の修行で食べるのと同じ形式で食事ができる。重ねた鉢と、太くて長い雲水箸を使い、うどん?と思うような太いうどんをいただいた。美味しかった。
阿伏兎観音(磐台寺観音堂)

神勝寺から車で移動して、阿伏兎観音へ。入口は小さく、ここに…?と思うが、崖の上に立つ観音堂はなかなか見ごたえがある。そして建物がそれなりに年季が入っているので、ちょっと怖かった。
阿伏兎観音
阿伏兎岬の突端に建つ観音堂。重要文化財。もとは986年頃に花山法王が航海安全を祈願して十一面観音石仏を安置したことが始まり。
現在の観音堂は1570年に毛利輝元が再建、その後福山城主水野・阿部氏などの補修によって現在に至る。
航海安全、子授け安産の祈願所として知られる。
明王院

更に車で移動。思ったより人が多いなと思っていると、どうやらお祭りか何かの日だったようだ。なかなか立派なお寺だった。
明王院
807年(大同2年)空海の開基と伝えられるお寺。
十一面観音立像を本尊とする。
五重塔は日本で5番目に古い1348年(貞和4年)建造。本堂、五重塔ともに国宝。
ばら公園

280種、約5500本のばらが咲く公園。ちょうど季節だったため、混雑していて、車を停めるのに少し時間がかかった。
けれど本当にたくさんのバラが咲いていて、見ごたえ十分で楽しかった。
福山城

駅の方へ戻り、福山城へ。城下の公園は散策に気持ちよさそう。
福山城
水野勝成が1622年(元和8年)に築城。その後、水野氏、松平氏、阿部氏と藩主がかわり、明治6年に廃城となり、取り壊された。天守閣等は残されたが、繊細により消失。現在も残るのは伏見櫓、筋鉄御門のみ。
現在の天守閣は昭和41年に復原されたもので、五重六階地下一階、二重三階の付櫓を持つ複合式天守。博物館として、福山藩に関する歴史資料、美術資料を展示。甲冑、兜、刀のほか、書画・絵画作品や古文書などが展示されている。

お城のある公園で最後の猫ちゃんに遭遇。撮影会の後レンタカーを返却し、帰路へ。