
広々とした敷地に、備前焼の瓦が美しい。ふらりと散策していると、ちょうどボランティアガイドさんと遭遇したので、そのまま説明をしてもらうことに。一人だとただ建物をみて終わってしまうところを、ガイドさんの案内があると細かなところまで楽しめてとてもよい。
すごいと思ったのは、建物を守って来た人たちの歴史だ。珍しい屋根のつくりや、飲室の炉のふちに掘られた「斯爐中炭火之外不許薪火」の文字、人工的に作られた火除山など、とにかく火に気を付けていたということがよく分かる。そうしてきたおかげで今も変わらずに綺麗な建物が残っているのだと思うと、時間の流れとここで学んでいた人たちの存在を感じる。
旧閑谷学校
1670年(寛文10年)に岡山藩主池田光政によって創建された、現存する世界最古の公立学校。
国宝である講堂は、入母屋造しころ葺き。周囲に廊下を配し、火灯窓に囲まれた内室から成る。講堂からは藩主が訪れた際に使った小斎、教室として使われた習芸斎、教師と生徒が喫茶に使った飲室につながっている。
敷地内には他に、正門である校門(鶴鳴門)、藩主が通ったと言う公門、学生たちが使った飲室門、創始者池田光政を祀る閑谷神社、孔子像のある聖廟(孔子廟)、今でいう図書館である文庫、明治に建てられた私立中学の建物を利用した資料館(登録有形文化財)などがある。

次の目的地へ向かう道すがら、駅前のカフェでランチ。サンドイッチすごく美味しいしナポリタンもびっくりするほど美味しい。

山の上にある遺跡。遺跡そのものはよく分からないけれど、とりあえず景色が素晴らしい。

岡山駅から車で30分ほどのところにある。住宅街の中ののどかな公園…かと思いきや、城址。住宅街には川のような水路のようなものがたくさんあって、不思議な光景だった。