岡山県でふらり観光地巡り


2018年3月23日〜24日
宿泊地:岡山(ビジネスホテル)
観光場所:備前〜岡山、倉敷
往復交通手段:新幹線
現地移動手段:車、電車、徒歩

1日目

閑谷学校

 広々とした敷地に、備前焼の瓦が美しい。ふらりと散策していると、ちょうどボランティアガイドさんと遭遇したので、そのまま説明をしてもらうことに。一人だとただ建物をみて終わってしまうところを、ガイドさんの案内があると細かなところまで楽しめてとてもよい。
 すごいと思ったのは、建物を守って来た人たちの歴史だ。珍しい屋根のつくりや、飲室の炉のふちに掘られた「斯爐中炭火之外不許薪火」の文字、人工的に作られた火除山など、とにかく火に気を付けていたということがよく分かる。そうしてきたおかげで今も変わらずに綺麗な建物が残っているのだと思うと、時間の流れとここで学んでいた人たちの存在を感じる。

旧閑谷学校
 1670年(寛文10年)に岡山藩主池田光政によって創建された、現存する世界最古の公立学校。
 国宝である講堂は、入母屋造しころ葺き。周囲に廊下を配し、火灯窓に囲まれた内室から成る。講堂からは藩主が訪れた際に使った小斎、教室として使われた習芸斎、教師と生徒が喫茶に使った飲室につながっている。
 敷地内には他に、正門である校門(鶴鳴門)、藩主が通ったと言う公門、学生たちが使った飲室門、創始者池田光政を祀る閑谷神社、孔子像のある聖廟(孔子廟)、今でいう図書館である文庫、明治に建てられた私立中学の建物を利用した資料館(登録有形文化財)などがある。

ランチ

 次の目的地へ向かう道すがら、駅前のカフェでランチ。サンドイッチすごく美味しいしナポリタンもびっくりするほど美味しい。

熊取遺跡

 山の上にある遺跡。遺跡そのものはよく分からないけれど、とりあえず景色が素晴らしい。

庭瀬城址・撫川城址

 岡山駅から車で30分ほどのところにある。住宅街の中ののどかな公園…かと思いきや、城址。住宅街には川のような水路のようなものがたくさんあって、不思議な光景だった。

2日目

後楽園

 後楽園はわりと朝早くから開いているので、朝の散策も兼ねて訪れる。早い時間だからか、園内に人の姿は少ない。鶴がいたり、花が咲いていたり、森や池があったりと、広い園内にはたくさんの見どころがあった。色々なところから岡山城の姿が見え、さすが城下の庭園。

岡山後楽園
 岡山藩主池田綱政が家臣の津田永忠に命じて造らせた庭園。かつては藩主の静養の場や賓客接待の場として使われた。明治に入って岡山県に譲渡され、現在は特別名勝に指定されている。回遊式庭園。日本三名園のひとつ。

岡山城

 後楽園からそのまま岡山城へ。お城は普通のお城だった。

岡山城
 安土城にならって作られた城。基壇は不等辺五角形。1573年に宇喜田直家が当時の城主であった金光宗高を滅ぼし、城を修築。その後、直家の子である秀家が場所を移して築城した。天守閣は1597年に完成。天守閣は三層六階で、外壁には黒漆が塗られたため、烏城の別名をもつ。
 宇喜田家の後には小早川秀秋が城主となり、その後は明治まで池田家が城主であった。
 天守閣の他には、不明の門、六十一雁木門、廊下門が再現されている。現存するのは月見櫓のみ。

禁酒会館

 岡山城の近くにある禁酒会館へ。この建物はなかなか年季の入った、いかにもな大正年間の建物。地域で大切に使われてきた建物という雰囲気で、細い廊下、細い階段は人とすれ違うのも難しそう。
 歩ける距離だけれど路面電車に乗りたかったので、電車に乗り込み岡山駅へ。

倉敷

 岡山から倉敷へ移動。倉敷駅から歩いて10分ほどで美観地区へ到着。前にも来たことはあるけれど、ちゃんとカメラを持って撮ってみたかった。外国の人も多いし、日本の人も多い。お店もにぎわっていて、この空間だけお祭りの日みたいだった。有名な観光案内所の建物が工事中だったのが残念。
 ランチは美観地区にあるカフェビスキュイ。ビスケット屋さんが経営しているカフェで、サンドイッチやビスケットなど軽食がある。ビスケット、懐かしい味がして美味しかった。

大原美術館

 人生二度目の大原美術館。詳しくはこちらから。
 その後、お隣のカフェ「エル・グレコ」でお茶をする。以前来た時は前を通っただけだったので、どきどきした。美観地区周辺を散策して帰路へ。