自由を求めた画家たちの青春があった

・企画展会期:2019年10月5日(土)〜2019年12月15日(日)
・会場:あべのハルカス美術館

展示物紹介

第1章 ラスキンとターナー
ジョゼフ・マラード・ウィリアム・ターナー
・ナポリ湾(怒れるヴェスヴィオ山)
・エーレンブライトシュタイン

ジョン・ラスキン
・樹木と岩
・木の習作
・ラ・フォリの滝
・モンブランの雪―サン・ジェルヴェ・レ・バンで
・ストラスブール大聖堂の塔
・サン・マルコ大聖堂―中央ポーチの柱頭彫刻
・ライオン型の放水口
・フラ・アンジェリコ《受胎告知》の模写
・柳の葉の習作
・『現代画家論』第2版
・『ヴェネツィアの石造建築』初版
・版木


第2章 ラファエル前派
フォード・マドクス・ブラウン
・ウィンダミア

ジョン・エヴァレット・ミレイ
・ジョン・ラスキンの肖像
・滝
・結婚通知―捨てられて
・新約聖書よりイエスのたとえ話

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
・王妃の私室のランスロット卿
・廃墟の礼拝堂のガラハッド卿
・シビュラ・パルミフェラ
・ムネーモシューネー(記憶の女神)
・クリスマス・キャロル

ウィリアム・ホフマン・ハルト
・「誠実に励めば美しい顔になる」
・シャロットの乙女

アーサー・ヒューズ
・リュートのひび
・音楽会
・マドレーヌ
・ブラッケン・ディーンのクリスマス・キャロル―ジェイムズ・リサート家

ジョン・ブレット
・釣り人
・リンドウの習作


第3章 ラファエル前派周縁
ウィリアム・ヘンリー・ハント
・果実―スピノサスモモとプラム

ウィリアム・ダイス
・初めて彩色を試みる少年ティツィアーノ
・アラン島の風景

フレデリック・レイトン
・母と子(サクランボ)

ジョージ・フレデリック・ワッツ
・エンディミオン
・オルペウスとエウリュディケー

シメオン・ソロモン
・善き子らを守護する聖ミカエル
・詩
・中国の服を着た女性


第4章 バーン=ジョーンズ
エドワード・バーン=ジョーンズ
・受胎告知
・金魚の池
・すごろく遊び
・マーク王と美しきイズールト
・慈悲深き騎士
・フローラ(春の女神)
・ペレウスの饗宴
・「怠惰」の庭の巡礼者と踊る人たち
・甲冑のペルセウス習作ー《メデューサ発見》
・プロセルピナの略奪
・コフェテュア王と乞食娘
・三美神


第5章 ウィリアム・モリスと装飾芸術
ウィリアム・モリス
・アルテミス

モリス・マーシャル・フォークナー商会
・サセックス・チェア
・3人掛けソファ
・聖フリデスウィーデの窓デザイン
・「受胎告知」のステンドグラス

モリス商会
・装飾用織物

ウィリアム・ド・モーガン
・セラミック・タイル

感想

 ミレイのオフィーリアの絵を見てからラファエル前派にも興味が出て、楽しみにしていた展覧会。ミレイの絵は少なかったけれど、意外と面白かったのが、ラスキンの絵。建物の装飾などを模写しており、すごく細かく臨場感がある。綺麗というより、すごい。
 ヘンリー・ハントの絵がとても写実的で、写真のように見えた。自然をそのままに、というのはなんとなく分かっていたけれど、こういう表現もあるのかと面白かった。
 ヒューズの女性の絵が綺麗で、今回の展示の中では一番好きだった。