禅と茶の至宝、龍光院四百年の扉が開く

・企画展会期:2019年3月21日(木)〜2019年5月19日(日)
・会場:MIHO MUSEUM

展示物紹介

一、龍光院二世 江月宗玩
・木造江月宗玩坐像 右京康意作
・珊瑚数珠
・扁額「興宗」 松花堂昭乗筆字
・机案
・螺鈿菓子器
・書院襖絵(叭々鳥図・月下波濤図) 狩野探幽筆
・天目 墨書銘「竜光」
・扁額「敲推」
・十六羅漢図

二、天王寺屋津田家
・羽柴秀吉書状 津田宗及宛 五月十九日
・宗及茶湯日記
・切型
・曜変天目
・油滴天目 附螺鈿唐草文天目台
・唐物茶壺 銘 通圓
・大井戸茶碗(龍光院井戸)
・唐物丸壺茶入(宗及丸壺)附菱型内黒外屈輪文盆
・唐物鶴首茶入 附朱漆塗木瓜菱型盆
・古瀬戸瓢箪茶入(春慶瓢箪)附堆黒屈輪文菱型盆
・津田宗及竹茶杓

三、紫野仏法の法脈
・六祖図
・喝石巌図
・大川普済語録 宗峰妙超筆
・五祖再来図

四、江月宗玩-その生涯と周辺-
・扁額「圓鑑」
・数珠
・春屋宗園墨蹟「江月」道号頌 春屋宗園墨蹟 江月宗玩宛印可状
・五色払子
・金剛般若経 蘭渓道隆筆
・大燈国師語録
・大燈国師像 江月宗玩賛 狩野探幽筆
・盆石 銘 大残雪
・達磨図
・山水図
・古銅瓢形花生
・蒔絵椿文香合 伝本阿弥光悦作
・御本雲鶴文茶碗
・高麗刷毛茶碗
・肩衝長茶入 野々村仁清作
・彫三島桶形水指
・蒲団釜 西村久兵衛作
・竹蓋置 銘 世々の都
・呉州馬文茶碗
・竹花入 銘 再来 小堀遠州作
・瀟湘八景図押絵貼屏風
・維摩像・鷺図 狩野探幽筆
・藤巴文重箱
・竹一重切花入 銘 千世のこえ
・赤楽筒茶碗 銘 萬歳
・観音像
・寸松庵色紙「かねみの大君」 伝紀貫之筆
・鳳凰図

五、龍光院の今
・書院日記
・平成版欠伸稿 版木

感想

 今回3カ所で展示されている曜変天目茶碗の2つ目を見に。大徳寺のものは以前京都の国宝展で見たけれど、もう一度見たかった。
 曜変天目は、一番上品でしっとりとしている印象がある。見る場所によって輝き方が違うのはどれも同じだけれど、瑠璃のような光が一番やわらかくて、文様がふわっと白っぽい感じがする。
 同じく天目茶碗で、油滴があったけれど、こちらも細かな油滴模様がしっとりとして綺麗だった。あとは野々村仁清の茶入がしゅっとした形で面白い。丸みがあまりないのが新鮮な感じがする。
 工芸品だけでなく文字の展示物も多かった。文字の楽しみ方がまだよく分からないので、また勉強していきたい。