天皇ゆかりの関鍛冶をたどる

・企画展会期:2019年3月21日(木)〜2019年5月27日(月)
・会場:関鍛冶伝承館

展示物紹介

序章 関の刀工の出現前史

1章 古刀の時代
・短刀 銘 和泉守藤原兼定作
・短刀 銘 関住兼友作
・刀 銘 関住若狭守氏房

2章 新刀期の関の刀工
・脇差 銘 陸奥守大道/文禄三年八月日
・脇差 銘 伊賀守兼道/日本鍛冶宗匠
・脇差 銘 丹波守吉道

3章 現代刀の時代
・刀 銘 大日本刀剣鍛錬所長美濃関真勢子兼吉明年七十五/明治四十四年五月吉日柴恒房之懇望ニ依リ錬製

常設展示
・日本刀製造工程に関する展示

感想

 工芸品がずっと苦手で、その中でも特に刀はよく分からなくてずっと避けてきていた。けれど最初は苦手だった日本画も今ではすごく好きだし、何がいいのか分からなかった陶器も見るのが楽しくなった。だからこれも勉強だ、と関に行ったついでにのぞいてみた。
 去年、京都で大量の刀を見て、少しだけ苦手意識も取り除かれていたので、まずは常設展からじっくりと見てみる。製造過程が絵や映像で紹介されていて、初心者でも分かりやすい。
 続いて常設展の刀の展示を見て、特別展へ。やはり難しいけれど、ひとつ、綺麗な短刀があって、なんだかふわっと浮いているように見えて、こういう出会いから少しずつ好きになっていけるのかなと思った。