ブラティスラヴァ
世界絵本原画展
BIBで出会う絵本のいま
・企画展会期:2018年10月6日(土)〜2018年12月2日(日)
・会場:奈良県立美術館
2年ごとにスロヴァキアの首都ブラティスラヴァで開催される絵本原画展、ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB=Biennial of Illustrations Brastislava)の受賞作品や日本からの参加作品の他、たくさんの絵本を紹介した展覧会。
第1部 BIB2017受賞作家
・鳥たち(ルトウィヒ・フォルベーダ)
・わたしは一頭のシカでした(ナルゲス・モハンマディ)
・たんぽぽ(荒井真紀)
・ハイドと私(キム ジミン)
・懐かしのロシアの家(アンナ・デスニツカヤ)
・害虫たち(ダニエラ・オレイニーコヴァー)
・すべてについての話(ハンネ・バルトリン)
・マアマアと、サッサカとオヒサマ(オフラ・アミット)
・けもののにおいがしてきたぞ(ミロコマチコ)
・メキシコ架空の生き物図鑑(イスラエル・バロン)
・うるさく、しずかに、ひそひそと(ロマナ・ロマニーシンとアンドリー・レシヴ)
・いたずら 雑種犬をつくろう(ガング・デザイン/パニ・ユレック)
・ポイニツェに暮らすブーベルたち(ペテル・ウフナール)
・悪魔、魔女、その他のおばけ(スヴェトザール・コシツキー)
第2部 BIB2017日本代表作家-絵本づくりとそのひみつ
・わたしのこねこ(あずみ虫)
・きょうはそらにまるいつき(荒井良二)
・えとえとがっせん(石黒亜矢子)
・でんきのビリビリ(こしだミカ)
・ドームがたり(スズキコージ)
・ネコヅメのよる(町田尚子)
・はいくないきもの(皆川明/谷川俊太郎)
・さわるめいろ(村山純子)
・このあとどうしちゃおう(ヨシタケシンスケ)
第3部 いま気になる絵本の国-中国・イラン・イスラエル・韓国
・暗い廊下の真ん中で(ガザーレ・ビグデルー)
・愛の羽(リオラ・グロスマン)
・散策(リ ジョンホ)
予想していたよりもずっと面白かった。絵本を手に取って読んでも、なかなかここまでじっくりとは見ていないので、1枚1枚の絵がどれだけ丁寧に描かれているかが分かった。
絵そのものの楽しさは勿論のこと、それが一冊の絵本となった時のひとつの世界はもっと楽しい。展示室には展示されている原画の絵本が置かれていて、実際に手に取って読むことができるので、あの1枚がこうなるのか、とか、お話はこんな風になっているんだ、とか、色々な楽しみ方ができる。外国の本は文字が読めないけれど…。
途中の第三展示室は「絵本のひろば」になっていて、こちらも色々な絵本を手に取って読むことができる。たまに絵本ではなく写真集?というのもあったけれど、ジャンルも色々。あっという間に時間が過ぎてしまった。