Lee Kit 'We used to be more sensitive."

・企画展会期：２０１８年９月１６日（日）〜２０１８年１２月２４日（月）
・会場：原美術館

台北を活動拠点とするリー・キット（李傑）さんの個展。

　

・輪舞（森村泰昌）
・My Drawing Room（奈良美智）
・此レハ飲水ニ非ズ（須田悦弘）
・時の連鎖（宮島達男）
・ゼロの空間（ジャン＝ピエール・レイノー）

　インスタレーションが中心となっている作品展示で、それぞれの部屋が不思議な空間を作り出していた。ゆったりとした映像作品で、時間の流れが違っているように思える。
　印象的だった作品が、窓の近くにあった文字を綴ったもの。人生を編集し、それを己の人生と思いこませ、人生は美しいのだと自分に言い聞かせようとしているようなものだった。自分を偽って思いこませ信じ込ませた美しいものが、本当に美しいのか考えさせられる。
　常設展の方は特に下調べなく行ったのだけれど、どれも面白かった。奈良美智さんの部屋は、そういえば何かの記事か本かで見たことがあって、ここだったのか！と嬉しくなった。小さな部屋だけれど、色々なところまで細かく部屋になっていて、絵も文字も素敵だった。