織部はキリシタンか?
新発見の高山右近書状初公開
・企画展会期:2018年1月20日(土)〜2018年5月13日(日)
・会場:古田織部美術館
茶の湯の点前とカトリックのミサとの共通点からみる、茶道へのキリスト教からの影響を考える展覧会。美術館はこじんまりとしているけれど、ひとつひとつの展示作品への説明がとても丁寧で、勉強になった。
織部はキリシタンか?と問いながら、キリシタンではないと説明の中でも断言している。が、確かに当時の茶碗や工芸品を見ているとキリスト教の影響は大きく、たとえ信者でなくとも文化として流入していたのは間違いなく、織部や他のキリシタンではない茶人もそれを自然と取り入れていたのだろうなと思う。信じる対象が違ったとしても、感謝の気持ちや大切にする心というのは変わりないのだろう。