-I.M.MIHO MUSEUM
20th ANNIVERSARY SPECIAL EXHIBITION
Here is Shangri-La: I.M.Pei and the Miho Museum story

・企画展会期:2017年9月16日(土)〜2017年12月17日(日)
・会場:MIHO MUSEUM

展示物紹介

陶磁
・猿投灰釉手付壺
・信楽大壺
・信楽桧垣文蹲壺
・粉引茶碗 銘塞翁

仏教美術
・誕生仏
・侍女像
・持国天立像
・閻魔天像
・伎楽面 迦楼羅
・両界曼荼羅図

書・唐絵と大和絵・漆工芸
・紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡禄
・阿弥陀三尊来迎図
・如意輪観音像
・五髷文殊像
・金堂香水杓
・金堂透彫光背
・鳥獣人物戯画断簡(甲巻)

茶の湯
・耀変天目
・瀬戸肩衝茶入 銘生駒
・備前瓢形茶入

近世の装飾美
・志野四方向付
・群馬図 海北友松筆
・孔雀図 円山応挙筆
・志野織部大徳利
・仁清城釉円孔透鉢

光琳と乾山
・紅葉図 尾形乾山筆
・乾山銹絵染付梅波文蓋物
・乾山銹絵染付掻落絵替汁次

感想

 お目当ては、先日京都でも見た曜変天目。こちらの曜変天目は曜変なのかどうか微妙なものだという話だったが、どんなものか見てみたかった。実際に見てみると、やはり他の3つとは違うなぁと思った。綺麗なのは綺麗なのだけれど、油滴みたいな感じがする。光の加減で確かに七色には見えるけれど、曜変の部分というよりかは、地の部分全体が光って見える。あと、光の当て方の問題か、ちょっと…安っぽく見えてしまった。
 他に、新しい出会いとしては紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡禄が良かった。本体部分の螺鈿の細工がとても綺麗なのと、垂れている組紐にも装飾具があって、隅々まで凝っている。見れば見るほど綺麗で、とても好きだった。
 あとは、乾山銹絵染付掻落絵替汁次。こちらは、純粋に欲しい。サイズ感といい、デザインといい、とてもかわいいので、家に飾りたい。
 今回の展示では特に陶磁器類がよかった。とても楽しい展覧会だった。