・企画展会期:2017年2月22日(水)〜2017年5月22日(月)
・会場:国立新美術館

草間彌生

1929-
 前衛芸術家、小説家。長野県松本市生まれ。幼少より水玉と網目を用いた絵画を制作、1957年に渡米後、1973年に活動拠点を東京に移す。

展示物紹介

1.21世紀の草間彌生(1)
・生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時
・連作「わが永遠の魂」

2.初期作品
・玉ねぎ
・残夢

3.ニューヨーク時代
・No.AB
・No.H.Red
・文字の集積
・マカロニ・コート
・金の靴
・自己消滅

4.21世紀の草間彌生
・南瓜
・水玉脅迫2017
・生命の輝きに満ちて

5.帰国後の作品
・魂がいま離れようとしている
・太陽の雄しべ
・一億光年の星屑
・天上よりいの掲示
・ドレッシング・テーブル
・黄樹リビングルーム

感想

 広い展示ルームに入ると、壁一面に連作「わが永遠の魂」がずらりと並んでいて驚いた。何と表現すればいいのか分からないが、カラフルで圧倒的で、楽しいような気もするし、気がくるってしまいそうな気もする。
 草間彌生展の前にミュシャを見ていたから余計にかもしれないが、この人の作品はどうしようもなく逃れられないものの発露のように感じる。すごいと思うし、表現されるものに取り込まれそうになるのだけれど、何かを伝えようとして作品を作っているというのではなく、草間さんという存在が作品になっていて、それを見て勝手にいろんな感想を抱いているんじゃないかと思った。
 展示作品とは関係ないが、ショップコーナーでレジが40分待ちと表示されていてびっくりした。何も買う予定がなかったのでそっと素通りした。