本橋成一 在り処
Sense of Place
生が息づく場所、日常の営みを記録した50年
・企画展会期:2016年2月7日(日)〜2016年7月5日(火)
・会場:IZU PHOTO MUSEUM

展示物紹介

本橋成一(1940-)

・炭鉱
・雄冬
・与論島
・上野駅
・屠場
・サーカス
・藝能東西
・アラヤシキ
・チェルノブイリ

感想

 初めて知った写真家。コンクリートの美術館に陰影の濃いモノクロ写真が並ぶ。自分の好きな写真とは違ったけれど、有無を言わせぬ迫力があって圧倒される。人を感じさせる写真で、そこに写っている人の生き様だったり、生活であったり、何か匂いのようなものがある。そこに人がいなくても、何か人の物語を感じる。特に上野駅のシリーズと屠場のシリーズが好き。けれど一番好きだった写真はチェルノブイリのシリーズの1つで、ミレーの羊飼いの少女を思い出した。
 美術館そのものも好きなので、また別の企画展の時にも行ってみたい。