I seek the smal golden hand

・企画展会期:2016年3月12日(土)〜2016年8月30日(火)
・会場:ベルナール・ビュフェ美術館

展示物紹介

ロベール・クートラス(1930-1985)
 フランス生まれの画家。当時「現代のユトリロ」「第二のベルナール・ビュフェ」として売り出された。小さな紙片を抽象的な模様で彩ったカルト(カード)や静謐なグアッシュ等の作品がある。

・月の光の住人たち
・僕のご先祖さま
・ナナカマドのスパイラルの中の顔
・聖母
・僕の夜
・僕の夜のコンポジション
・無題

ベルナール・ビュフェ

ビュフェと1940-50年代 不条理に対峙する絵画
2015年6月21日(日)〜2016年9月6日(火)

・キリストの十字架からの降下
・肘をつく男
・化粧する女
・静物
・ある街角
・椅子
・ナンス
・戦争の讃歌
・ブルターニュの港
・ガレの花瓶にいけたバラ
・サーカス:ル・ピエ・ド・ネ
・ニュヨーク:マンハッタン
・キリストの受難:復活
・黒い帽子のピエロ

感想

 ベルナール・ビュフェはなんとなく聞いたことがある名前、ロベール・クートラスにいたっては初めて聞いた。たくさん作品を見ることができて、2人の画家が好きになった。
 ビュフェの作品は少し不安になる絵。黒が印象的なはっきりとした線。マンハッタンの絵が好きだった。
 クートラスは愛嬌もあるのだけれどどこか敬虔な雰囲気がある。カルトのシリーズ(僕の夜のコンポジション)がたくさん展示されていて、タロットカードみたいで面白い。大きくすれば売れると言われたかもしれないけれど、このサイズだからいいんじゃないのかと思う。
 クレマチスの丘に行かなければ出会うことのなかった2人。美術館そのものも素敵な建物。出会えてよかった。