モネ展
「印象、日の出」から「睡蓮」まで
「印象、日の出」33年ぶりの京都
・企画展会期:2016年3月1日(火)〜2016年5月8日(日)
・会場:京都市美術館
これは絶対に行きたいと思っていた展覧会。印象派が好きなジャンルだということもあり、何が何でも「印象、日の出」は見ておきたかった。「印象、日の出」は光って見えた。比喩ではなくて、本当に光っているように見えたのだ。そして思ったよりも筆が速いなと思った。細かく作りあげているのではなくて、本当にその時のイメージを素早く絵にした、という雰囲気を感じた。
モネの作品は結構色々な美術館で見る機会が多いけれど、今回はモネづくしで、特に睡蓮以外の作品をたくさん見ることができて、イメージが変わった。イメージになかったのが、若きモネの作品で、カリカチュア。こんなユーモアあふれる絵を描くのかと意外だった。それ以上に晩年の、色彩溢れる、どこか野性的でもある絵がすごかった。先に見ていた淡い色合いの朝焼けや夕景が吹っ飛ぶ勢いだった。近くで見た時と遠くから見た時の見え方がこんなに違うということにも改めて驚いた。
楽しい展覧会だった。