エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ
The Human Images in Contemporary Art
・企画展会期:2016年1月16日(土)〜2016年3月21日(月)
・会場:国立国際美術館
エッケ・ホモとは、ラテン語で「この人を見よ」という意味。新約聖書のヨハネの福音書19章に書かれている、ピラト総督がユダヤの人々を前にイエスをさして言った言葉。
1.日常の悲惨
・ジャン・フォートリエ「人質の頭部」
・ジャン・デュビュッフェ「愉快な夜」
・ユゼフ・シャイナ「群衆」
・荒川修作「オパーリン博士の祈り」
・ゲルハルト・リヒター「エリザベート」
2.肉体のリアル
・フランシス・ベーコン「スフィンクス―ミュリエル・ベルチャーの肖像」
・オルラン「これが私の身体…、これが私のソフトウェア…」
・塩田千春「絵になること」「私の死はまだ見たことがない」「トラウマ/日常」
3.不在の肖像
・内藤礼「死者のための枕」
・オノデラユキ「古着のポートレート」
・森村康昌「肖像(赤I)」「肖像(黒)」
・フィオナ・タン「プロヴナンス」
・アルベルト・ジャコメッティ「男」
企画展が始まる前から興味があったので、近くへ行く用事があったのでふらりと立ち寄った。聖書からとられた“エッケ・ホモ”という題材に興味を持ったのがきっかけだったが、予想通りというか、面白かった。
結構衝撃的な作品もあって、思わず眉を顰めてしまったりもした。今まで何度か会ったことのあるアーティストの作品もあって、嬉しかったりもした。特に以前この美術館で企画展が開かれた塩田千春さんの作品が見れたのは嬉しかった。最近好きになった内藤礼さんの作品もあって嬉しくなった。
同時開催のコレクション展も好きな作品と出会えたので、とても満足した。