TIME OF OTHERS

・企画展会期:2015年7月25日(土)〜2015年9月23日(水)
・会場:国立国際美術館

展示物紹介

・ジョナサン・ジョーンズ「光落ちるウォール・ウィーヴ」
・ヒーメン・チョン「カレンダー(2020-2096)」
・ブルース・クェック「鏡の回廊」
・ナティー・ウタリット「悲劇の誕生」
・キリ・ダレナ「消されたスローガン」
・ホー・ツーニェン「名のない人」
・ミヤギフトシ「The Ocean View Resort」
・加藤翼「言葉が通じない」
・イム・ミヌク「国際呼び出し周波数」
・プラッチャヤ・ピントーン「取るより多くを与えよ」

感想

 自分と他人を隔てる壁というものを考える展覧会。パンフレットには、異なるものへの無関心がその壁となると言っている一方で、それゆえに他人との新しいつながりをつくるとも言っている。
 写真や映像、色々な試みの作品は、それそのものも勿論ながら、考える場所というものを与えてくれるという意味でも面白い。特にブルース・クェックの「鏡の回廊」が好きだった。他人の時間、けれどそこに混ざっている自分の時間、それに費やした自分の時間、面白い。
 ただ、やはり映像作品は少し苦手かもしれない。じっくりじっくり見ればそれは面白いのだろうし、実際じっくり見た作品は面白かった、けれど時間がかかりすぎて、他の予定があるとどうしても落ち着かない。