・企画展会期:2015年6月16日(火)〜2015年9月27日(日)
・会場:京都市美術館

展示物紹介

「すでに、古代において…」風俗画の起源
・雄牛と牛飼いを現したオストラコン
・アモルを売る女(ジョゼフ=マリー・ヴィアン)

絵画のジャンル
・キリストのエルサレム入城(シャルル・ル・ブラン)
・夕暮れの風景(クロード・ロラン)
・農民の食事(ル・ナン兄弟)

第1章「労働と日々」―商人、働く人々、農民
・両替商とその妻(クエンティン・マセイス)
・買い物帰りの召使い(ジャン・シメオン・シャルダン)
・鍛冶屋(ウジェーヌ・ドロクロワ)
・物乞いの少年(蚤をとる少年)(バルトロメ・エステバン・ムリーリョ)

第2章 日常生活の寓意―風俗描写を超えて
・神殿から追い出される商人たち(ジョヴァンニ・パオロ・パニーニ)
・聖家族、または指物師の家族(レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン)
・女占い師(ニコラ・レニエ)
・天文学者(ヨハネス・フェルメール)
・割れた水瓶(ジャン・バティスト・グルーズ)

第3章 雅なる風景―日常生活における恋愛遊戯
・不埒な集い(ヤン・ステーン)
・二人の従姉妹(ジャン・アントワーヌ・ヴァトー)
・庭園での会話(トーマス・ゲインズバラ)

第4章 日常生活における自然―田園的・牧歌的風景と風俗的情景
・鹿狩り(パウル・ブリル)
・狩り(アンニーバレ・カラッチ)
・満月、鳥刺しのいる夜の風景(ペーテル・パウル・ルーベンス)

第5章 室内の女性―日常生活における女性
・鏡の前の女(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ)
・身づくろいをする若い娘(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー)
・オダリスク(フランソワ・ブーシェ)
・コローのアトリエ(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー)

第6章 アトリエの芸術家
・猿の画家(ジャン・シメオン・シャルダン)
・ルーヴル宮グランダ・ギャラリーの改修計画、1798年頃(ユベール・ロベール)

感想

 同館の企画展示を見に行ったついでに立ち寄ったのだが、このために見に来ても良かったと思える展示だった。
 作品そのものも面白かったし、解説も面白かった。今まであまり興味がなかった工芸作品も面白く見ることができた。3章では、確かに虹の絵というのは珍しいなと言われて気付かされた。特に応挙の絵は時代がよく分からなくなるような不思議な感じがした。