・企画展会期:2015年4月7日(火)〜2015年5月17日(日)
・会場:京都国立博物館

展示物紹介

第一章 永徳の残映―金碧大画―
・「松図襖」狩野光信
・「唐獅子図屏風」狩野山楽
・「牡丹図襖」狩野孝信

第二章 華麗美の極致―後継者・光信―
・「松竹鶴亀図童具足(豊臣鶴松所用)」狩野光信
・「四季花木図襖」狩野光信
・「山水図襖」狩野山楽

第三章 より凛々しく、美しく―権力者の肖像―
・「伝淀殿像」
・「加藤清忠夫人像」

第四章 にぎわいを描く―百花繚乱の風俗画―
・「豊国祭礼図屏風」狩野内膳
・「洛中洛外図屏風」
・「花下遊楽図屏風」狩野長信
・「南蛮屏風」狩野山楽
・「日本図・世界図屏風」

第五章 狩野派の底力―影武者たちの活躍―
・「韃靼人狩猟図屏風」
・「帝鑑図屏風」

第六章 光信没後の大黒柱―宮廷絵所預・孝信―
・「賢聖障子絵」狩野孝信
・「雪松図屏風」狩野孝信
・「探幽所用印(絵事後素)」

第七章 女御御所に描く―狩野派新世代―
・「住吉社頭図壁貼付」狩野貞信
・「柳下高士図襖」狩野甚之丞

第八章 江戸絵画の扉を開く―早熟の天才・探幽―
・「松に孔雀図壁貼付・襖」狩野探幽
・「琴棋書画図襖」狩野探幽
・「柳鷺図戸襖」狩野探幽
・「八尾狐図」狩野探幽

感想

 人が多すぎたら嫌だなぁと思って行ったが、多少混雑はしているものの、それなりにじっくりと見ることができた。
 事前にテレビ番組や本で狩野派の勉強をしていたので、より楽しめた気がする。狩野派といっても色々な絵があるし、同じ絵師でも描くものによって雰囲気が随分違ったりする。襖などは規模も大きいので、圧倒される。細かな、たとえば洛中洛外図のようなものは、全体を見るのも面白いけれど、部分部分を見ながら何をしているのかと考えると楽しい。
 昔はこの時代の絵がとても苦手だったのだけれど、最近はすごく面白い。楽しかったなぁ。