飛騨高山美術館
 アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス工芸品やインテリアを所蔵する美術館。お目当ては、ルネ・ラリックの工芸品。ミシュラン3つ星の美術館。嬉しいことに中は写真が撮れる。

展示物紹介

1階部分で企画展、2階で常設展示を行っている。

常設展
・ルネ・ラリック「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケードの噴水」
1926年10月1日、パリのシャンゼリゼ通りに作られた「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケード」の中にあるギャラリー・リドに撮りつけられたガラスの噴水。側面にはアカンサスの葉のレリーフがあしらわれ、台座上部を女性立像が囲う。

・ルイ・マジョレルの部屋
高級家具職人ルイ・マジョレルの代表作「睡蓮」シリーズの家具を中心に、インテリアが展示されている。

・エミール・ガレの部屋
木工芸のデザイナーとしても活躍したガレが装飾したインテリアが展示されている。

・チャールズ・レニー・マッキントッシュの部屋
建築家でありデザイナーのマッキントッシュがコンペで受賞したダイニングルームの図面を再現している。

・ウィーンの部屋
ウィーン分離派によるコラー家のダイニングルームとサンルームの家具が展示されている。オットー・ワーグナー、ヨーゼフ・ホフマンらのデザイン。

   

・ルネ・ラリック香水瓶「真夜中」「3羽の燕」「黒い真珠」「サボテン」
・リヒャルト・ルクシュ「ベートーベン・フリーズ展のためのニーチェの泉に設置された一対の石像」
・エミール・ガレ花器「フランスの薔薇」「睡蓮」
・ルイス・カムフォード・ティファニー「ファヴリル・グラスの蓋付瓶」
・ヨーゼフ・ホフマン花瓶

感想

 東京都の庭園美術館でルネ・ラリックを見てから、ずっと行ってみたかった美術館。ラリックの女性像も好きだし、香水瓶も好きだ。特に真夜中という作品はとても綺麗な青色で、デザインも含めて好みだった。噴水ホールの噴水も、幻想的な雰囲気でよかった。
 美術館全体の雰囲気も落ち着いていて、また行きたい場所だ。