だ
ま
し
絵
・会期:2009年8月26日(水)〜11月3日(火)
・会場:兵庫県立美術館 神戸市中央区脇浜海岸通
展示作品
1、イメージ詐術(トリック)の古典
・ジュゼッペ・アルチンボルド「ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)」
・ドメニコ・ピオラ「ルーベンスの≪十字架昇架≫の場面のあるアナモルフォーズ」
2、トロンプルイユの伝統
・コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ「静物―トロンプルイユ」
・フランシスコ・デ・スルバラン「聖顔布」
3、アメリカン・トロンプルイユ
・デ・スコット・エヴァンズ「インコへのオマージュ」
4、日本のだまし絵
・鈴木其一「正月飾図」
・歌川広重「即興かげぼしづくし」
5、20世紀の巨匠たち―マグリッド・ダリ・エッシャー―
・ルネ・マグリッド「白紙委任状」「落日」「夢」「囚われの美女」
・サルバドール・ダリ「スルバランの頭蓋骨」「海の皮膚を引き上げるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む」
・M.C.エッシャー「登って降りて」「昼と夜」「凸面と凹面」「上昇と下降」
6、多様なイリュージョニズム―現代美術におけるイメージの策謀―
・マルクス・レーツ「変容U」
感想
いろいろな種類のだまし絵があってとても面白かった。アナモルフォーズ(ある視点から斜めに見ると正しい絵柄が浮かび上がる)やトロンプルイユ(迫真的な描写によって絵を現実と見誤らせる)など、前に本で読んだものもあり、実物が見れてよかった。有名なエッシャーの「昇って降りて」のように、よく見ればあきらかにだまし絵であることが分かるようなものもあれば、「インコへのオマージュ」のように一見ただの絵かと思うようなものもあった。
前知識がなくても楽しめるものが多く面白いのだが、じっと見続けているので少し目が疲れた。
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