・会期:2009年7月11日(土)〜12月13日(日)
概要・展示作品

(パンフレット参照)
中央アジアのオクサス川沿いに栄えたバクトリアとソグディアナは古くから貴金属貴石を供給する国として知られ、古来メソポタミアとインダスの古代文明をつなぎ、アレクサンドロス東征以降は地中海文化と西アジア、インド、スキタイ文化を融合する文明の要衝を形成した。中世初期にシルクロード交易の主役を担ったソグド人は、中央アジア文化を東に伝え、やがて唐の国際文化創生にもつながった。イスラム・ペルシア世界においてもソグディアナは東西交易で栄え政治・文化の中心となった。
青銅器時代の中央アジアからイスラム期ペルシアに至るおよそ4千年の時代の作品百余点で構成。
・マルシュアス神形奉献像/バクトリア 前2世紀
・海馬形装飾板/バクトリア 前2世紀
感想
装飾品や祭器の展示が面白かった。とてつもなく古い時代のものなのに綺麗なものがたくさんあって、それだけの年代を経ても人が綺麗だと思うものはあまり変わらないのかと思った。祭器は欠けたりしているものもあったけれど緻密に作られていて、どんな技術を持っていたのか興味を持った。
・会期:2009年9月1日(火)〜12月13日(日)
概要・展示作品

江戸時代中期に活躍した伊藤若冲(1716-1800)が描く、写実的であるのに現実とは異なる絵画の展示。リアルとユーモアを自由に調合した絵が魅力。
・付喪神図
・双鶴・霊亀図
・雨龍図
・象と鯨図屏風
感想
水墨画なのであまり面白くないかもしれないと思っていたけれど、若冲の描く絵はどれもユーモアに溢れていてかわいらしい。今回の目玉?の象と鯨図屏風にしても、象の絵はどこか不気味ようでいてかわいくもありと、面白かった。