第59回正倉院展
・会期:2007年10月27日(土)〜11月12日(月)
・会場:奈良国立博物館 奈良市登大路町
そもそも「正倉」とは奈良時代に建てられた国などの倉庫のことで、穀物や財物が納められていた。その「正倉」がいくつか集まった場所が「正倉院」である。しかし、他の正倉院は失われ、現在では「正倉院=東大寺の正倉院のうちの正倉の1つ」という固有名詞として用いられている。
1、聖武天皇遺愛の宝物
2、楽器・遊戯具
3、文房具
4、大仏へ捧げた品々
5、仏具
6、各地から納められた品
7、染織品
8、正倉院文書
9、聖語蔵の経巻
・羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)
ろうけつ染めの屏風。
巻き角の羊(ササン朝ペルシア)+山岳(中国風)が描かれているが、国産。
他にも猿、小鹿が描かれている。
・紫檀金鈿柄香炉
紫檀は高級な木材のこと。
柄香炉は法要の時に手に持って焼香し、室内を清める為に使う道具。
柄の先端部には獅子の装飾がある。
香炉の側面には水晶を埋め込んだ花や鳥などが金などで表現されている。
・墨絵弾弓
玉を弾いて飛ばす遊び道具。内側に墨で絵が描かれている。
・花鳥背八角鏡
銅、スズ、鉛から出来ていて、花やオウムが描かれている。
初めての正倉院展。日本史とかでも習うけれど、実物見るとやっぱり違う。布とか見てもうーんって思ってしまうけれど、これがウン百年もこの世に存在してるんだとか思うと感慨深いものはある。そんじょそこらのお爺さんより年寄りなんだし。というどうしようもない感想しかもてませんが、行ってよかった。