
日光といえばの日光東照宮へ。平日の少し遅めの時間帯ということもあって、駐車場にもスムーズに停められる。団体客もそこそこいて、一緒に門の説明などを聞きながらぐるりと周る。
まずは表門をくぐり、神庫などを横目に神厩へ。こちらに有名な見ざる聞かざる言わざるの三猿が。思っていたより…そのへんにあるんだな、という印象。三猿以外にも猿の彫刻があって、なぜ三猿だけが有名になったのだろうかと疑問に思う。
続いて鳥居をくぐり、陽明門へ。きらびやかで、なんというか…お金をかけました!という感じがする。彫刻などはとても凝っていて確かにひとつひとつ見ていくととても時間がかかる。
もうひとつ有名な彫刻の眠猫を見に坂下門へ。ガイドさんいわく、目はとじているけれど、ちょっとお尻は上げて耳を立てているので、決して寝ているわけではないとのこと。しかし名前は眠猫。
門をくぐり、奥宮へ。207段の階段をのぼって行くと、家康の墓所がある。ツアーのお客さんはここまでは来ないようで、静かな雰囲気だった。
階段を下りて、本社を見てから本地堂へ。こちらでは天井画の「鳴龍」が有名。ここは神社ではなくお寺で、お坊さんが案内してくれる。お寺なので手を叩けないため、龍を鳴かせるのは拍子木。びぃんとすごい音がする。龍の下だけ本当に音が違って、空気が震えて余韻が残るのが面白かった。
東照宮を出る頃には夕方の時間帯になっていたので、かなり観光客が少なくなっていた。写真を撮ったりしながら出口へ向かう。
陽明門

高さ11m、間口7m、奥行き4.4mの楼門。508体の彫刻でおおわれており、いつまで見ていても飽きないことから「日暮らしの門」とも呼ばれる。軒下の扁額は後水尾天皇の御真筆を象ったもの。扁額の両脇に麒麟、その下に龍と息、さらに下に龍、二階の高欄には「千人唐子の知恵遊び」、唐獅子、中国の君子と続く。背面にある柱の一つは、地紋が逆さになっている「魔除けの逆さ柱」で、物事は完璧であるとかえって魔が差すとの考えから故意に形を崩したもの。

東照宮から並木道を抜けて二荒山神社へ。お参りをしてからせっかくだからと神苑へ入ってみる。刀傷の残る化け灯籠の他、蛙を持ち上げてお願いをしたり、輪投げやルーレット式運勢占い、刀身に自分を映して写真撮影、などと、B級スポット感あふれる場所。お参りももちろんしたけれど、なんだか楽しい場所だった。
二荒山神社
霊峰男体山(二荒山)を御神体山とする創建1200年の神社。大国主命を祀る。

車で30分ほど走り、鬼怒川温泉へ到着。こじんまりとしたお宿でゆっくりと過ごす。