出雲大社とご縁の旅


2017年9月21日〜23日
宿泊地:小田温泉、玉造温泉
観光場所:島根県(出雲周辺、松山周辺)、鳥取県
往復交通手段:車
現地移動手段:車、徒歩

1日目

出雲大社

   

 神社好きとしてやはり一度は行っておきたいとずっとずっと楽しみにしていた。境内は伊勢ほどではないけれどそこそこ広い。中心に大通りがあって、鳥居を抜けて下っていくと本殿がある。下っていくというのが珍しいなと思いながら、ひとまず本殿にお参りする。
 通常、神社では二礼二拍手一礼であるが、出雲大社では二礼四拍手一礼が正しい作法とのこと。
 日本最大級の注連縄は、本殿ではなく、本殿向かって左側の神楽殿(昭和56年造営)にあった。これが出雲大社の目玉だと思っていたので、外れにあって驚いた。

古代出雲歴史博物館

 出雲大社のすぐ側にある博物館。出雲大社や出雲の国の歴史を、様々な資料をもとに紹介している。特に圧巻なのが、青銅器で、銅鐸や銅剣だ。壁一面に並ぶ銅剣の展示は迫力があって、難しい歴史が分からなくても楽しめる。また、神話シアターでは、古事記や風土記の世界を見ることができる。

夕日

 宿は海の近くにある小田温泉。宿へ向かう途中、海沿いを走っていると、ちょうど夕日が沈む時間帯だった。しかもちょうどいいところに道の駅「キララ多伎」があり、車を止めて日没を迎えた。

2日目

旧大社駅

 昨日行けなかった旧大社駅へ。のどかな雰囲気で、適度なさびれ具合。実にフォトジェニックな場所で、写真を撮るのがとても楽しかった。

旧大社駅
重要文化財(平成16年指定)
1924年(大正13年)
木造平屋建
 1912年(明治45年)に国鉄大社線の開通により開業した駅舎で、大正年間に改築された建物。純日本風の左右対称の建物。中央に千鳥破風がとりつけられ、棟には鴟尾が乗り、破風には懸魚が付けられている。屋根の先端に亀の動きを模した瓦が使われており、伊東忠太の関与があったと思われるデザインがある。
 大社線は1990年に廃止された。

弁天島

 海沿いに移動し、弁天島へ。晴れていたらもっと気持ちよかったかも。

日御碕神社

 海の側にある神社。
 神社の周りはなんだか懐かしい雰囲気の住宅があって、路地裏が楽しそうだった。

出雲日御碕灯台

 神社から車で少しのところにある灯台。駐車場に車を止めて少し歩くと灯台につく。灯台をひたすらぐるぐる螺旋階段でのぼっていくと、てっぺんまでたどり着く。周囲は当然海で、見晴らしがよく、気持ちがいい。初点灯は明治36年4月1日というから、もうおじいちゃんなんだなぁ。

お昼ご飯

お蕎麦屋さんでお昼ご飯。タモリさんも来ていたらしい。

足立美術館

 庭園が素敵な美術館だと聞き、ずっと来てみたかった場所。展示作品もそうだが、とにかく庭がすごい。
 展示作品について詳しくはこちらから。

黄泉比良坂

 何があるわけでもないと分かっていたけれど、やはり黄泉比良坂の物語は面白いため、行きたかった。イザナギとイザナミの決別の場所。人が他にいないこともあって、奥へ入っていくと、異界に迷い込んでしまいそうな雰囲気だ。女の怨みの残る場所かと思うと余計に怖い。
 イザナギが大石であの世の入り口をふさいだということから、黄泉比良坂がお墓のルーツだという説があるらしく、面白い。

揖夜神社

イザナミを主祭神とした大社造りの神社。黄泉比良坂の後にくると妙に立派に見える。

玉造温泉

 二日目のお宿は玉造温泉。いかにも温泉街な温泉地。お風呂もとても気持ちがいい。

3日目

興雲閣

お城の近くにある洋館。

興雲閣
島根県指定有形文化財
1903年(明治36年)
木造2階建入母屋造桟瓦葺
 松江市が松江市工芸品陳列所として建てたもので、当初は明治天皇の山陰巡幸の行在所に充てるために計画されたもの。結局巡幸は実現しなかったが、皇太子の行啓にあたり迎賓館の役割を担った。
 興雲閣の名前は旧松江藩主松平直亮により、明治42年に命名されたもの。その後、各種の展覧会場や会合に使用さあれ、戦時には海軍の庁舎などにも使われた。平成に保存修理工事が行われ、今に至る。
 主屋のやや北寄りに車寄せのついた玄関がある。外壁は淡緑色で、下見板張りを基本とする。周囲には1・2階ともに列柱廊をめぐらせている。屋根は入母屋造桟瓦葺の純和風で、擬洋風建築となっている。
 1階の円柱は大根島石の上に断ち、柱頭は装飾化された持ち送りが付き、玄関の車寄せ上部の幕板には唐草模様や幾何学的な模様が施されている。
 1階は回転欄間付の両開き窓を付け、2階は半円形欄間付の腰唐戸に統一され、各室からベランダに出入りできる。
 内部は1階が真壁、2階は大壁造りで、ともに竿縁天井になっている。壁と天井に和紙が使われている部屋もある。

松江市殿町1番地59 松江城山公園内

松江城

お城の前がかわいかった。

松江城
国宝(平成27年指定)
1611年築城。
 平山城。複合式望楼型の天守閣で、四重五階地下一階付。一・二重目は大入母屋屋根の下見板張り、黒を基調としている。全国に現存する12天守の1つ。
 歴代の藩主は堀尾氏、京極氏、松平氏。

島根県立八雲立つ風土記の丘

 古代出雲の国造りを紹介した博物館を中心とした公園。博物館(展示学習館)では銅鐸や埴輪などが展示されている。