
九州には興味深い鉄道が多く、乗りたい電車が数多くある。そのうちの1つであったゆふいんの森号に乗車することができた。
車内には小さいながらも売店があり、軽食の他、鉄道グッズが購入できる。また、車内を添乗員さんが回ってくれ、車掌帽をかぶっての記念撮影をしてくれる。
博多から電車に揺られること約1時間半、天ケ瀬駅へ到着する。

駅を下りるとすぐに観光案内所があり、近隣の観光スポットを教えてもらう。どうやら徒歩で回れるのは駅からすぐの桜滝と、温泉街くらいのよう。車があればもう少し色々行けるみたいなのだけれど。外に出て歩き出すが、人の姿があまりなく、ちょっとさびれているような気がする。
川沿いには共同露天風呂がある。本当に川っぺりにあるので、入ればさぞや開放的で気持ちよかろうと思うのだが、あまりにもオープンすぎるし混浴なので、躊躇われる…。
天ケ瀬駅から歩いて約10分。天瀬の名瀑、桜滝へ到着。駅近なので、どれほどお手軽な滝かと思いきや、予想外の美しさ。「砕け散ること花の如く、流下することすだれの如し」と江戸時代文人に賞賛されたという。落差約20m、幅約15m。これはなかなかよいところだ。

滝の水しぶきにやられ、体が冷えたので温泉街へ戻る。ふらふらと歩きながら無料の足湯を廻る。足湯だけでもかなり体は温まり、まったり気分。時折人と出会うものの、ほとんど貸し切り状態。近くのお菓子やさんで温泉饅頭を買って、足湯しながら食べる。
それから本陣という宿で日帰り入浴。なかなかの老舗(?)旅館。階段を上り続けて一番上にある温泉へ。広くはなく、正直そんなに綺麗というわけでもないけれど、湯心地はよくとても気持ち良かった。タオルがないと言うと、タオルをくれたのでとても助かった。