朝、4時半に起きて、5時には白鬚神社へ。日の出は6時過ぎだと聞いていたが、経験から1時間くらい前には空の色が変わり始めると思ったので。しかし天気が悪いからか、真っ暗で視界があまりきかない。ぼやりと沈む鳥居の姿と、吸い込まれそうな琵琶湖に圧倒され、これはいけないと車で待機。あのまま見ていたら、きっと心が大変なことになっていたと思う。
5時半頃、ようやく少しだけ明るくなってきて、いざ写真撮影へ。霧雨の中、傘をさしての撮影は大変だったけれど、天気が良すぎないこともあってか、雲の表情がとても神秘的。色を変え、構図を変え、とにかく撮る。自分の他にも本格的に写真撮影をしている人がいてすごいなぁと思った。

今津港から船で竹生島へ。上陸時間は75分と決まっているのでどんなもんかと思ったけれど、ちょうどいいくらい。宝厳寺と都久夫須麻神社をぶらりと回り、お土産物屋さんとひやかし、ちょっとおやつも食べる。
○宝厳寺
弁財天を祀る本堂にはかわいらしい赤いダルマさんもいて楽しい。国宝の唐門は細かな細工がとても美しい。秀吉が建てた大坂城極楽橋の一部で、現存唯一の遺構という。船櫓を利用して建てられたといわれる舟廊下は、確かに変わった形。
○都久夫須麻神社

本殿は国宝で、建物は伏見城の遺構と伝えられる。ちょっと工事中だったので残念。龍神に関する神社のようで、島の奥の方には龍の阿吽像があったりと面白い。龍神拝所では有名な?かわらけ投げというものができる。かわらけという2つ1組の柔らかい瓦のようなものに願い事を書き、鳥居に向かって投げるというもの。…まぁ、鳥居の間は通らなかったけれど。