岡寺

山号:東光山
宗派:真言宗豊山派
本尊:如意輪観音
西国三十三所7番

歴史

 663年(天智天皇2年)に、もともと草壁皇子の住まいであった岡宮が、義淵僧正に下賜され創建されたとされる。
 別名を龍蓋寺といい、これは義淵僧正が悪龍を法力で池に封じ、大石で蓋をしたという伝説による。今も本堂前には龍蓋池がある。このような伝説から厄除け信仰が発展し、厄除け霊場が形成された。
 創建当初の伽藍は、現在の境内ではなく、西に隣接する治田神社の位置にあったと推定されている。

伽藍

仁王門

1612年(慶長17年) 重要文化財

その他の伽藍

・本堂(1805年)
・開山堂(1797年)など

仏像

本尊 如意輪観音坐像

奈良時代 重要文化財
 約4.6mの日本最大の塑像。6臂の多い如意輪観音像だが、2臂の像。

義淵僧正坐像

奈良時代 国宝
 木心乾漆造。奈良国立博物館に寄託。

アクセス

奈良県高市郡明日香村岡806
近鉄橿原神宮前から周遊バスで岡寺前下車、徒歩10分